1950-12-16 第10回国会 参議院 本会議 第2号
従つて貿易資金は予算の外にはずすべきである。貿易金融が予算に制約されることによつて貿易か阻害されるということは本筋ではない。折角そういうことを打破するために現売先買の制度が設けらたのに、それを活用していない。六百七十六億円の日銀からの收入は、これは外貨貸付制度の採用によつて可能になつたのでありますが、何故これをもつと活用できないか。
従つて貿易資金は予算の外にはずすべきである。貿易金融が予算に制約されることによつて貿易か阻害されるということは本筋ではない。折角そういうことを打破するために現売先買の制度が設けらたのに、それを活用していない。六百七十六億円の日銀からの收入は、これは外貨貸付制度の採用によつて可能になつたのでありますが、何故これをもつと活用できないか。
従つて貿易資金によつて輸入金融はまかなわれておつたのでありますが、今度はこの方が新たに起つて来る金融問題であります。輸入を先ほどのような方式によりまして銀行へ申し出る人があるという場合に、銀行が保証金をとることがあると思いますが、これはもちろんその輸入業者の信用次第でありまして非常に信用があれば銀行は信用状開設のために別に保証金をとらないかもしれません。
そうして最後に國の問題としては、このように会計が組まれて行きますと、いはば輸出が増大すればする程、又輸出を増大させようとすればする程、一般会計の税金或いはその他の繰入金によつて、貿易資金に、我々は注ぎ込んで行かなければならないというふうな結果を生むわけなんでありまして、このことは輸出補償金だとか或いはいろいろのことをやらないと、表面はそう言われておりますけれども、やはり何らかの形でこういうような輸出振興策
從つて貿易資金の運用として行なつている貿易物資の買入及び賣拂、外貨請求権の買入及び賣拂等貿易及びこれに準ずる取引に関する資金の受入拂出は、特別会計の歳入歳出に計上されてはいなかつたのであります。
從つて貿易資金が増大をします。まして今日の企業においては相当みな商品を持つておりまして、販賣ができずにおります。これもやはり轉換をしてなるべくそういう商品が海外向けに行くように、企業自体も輸出産業に切りかえなければなりませんが、商品もなるべく輸出の方に向けるようにして行く。そうなりますとやはり貿易資金というものがたくさんいります。
從つて貿易資金の運用として行つている貿易物資の買入れ及び賣拂い、外貨請求権の買入れ及び賣拂い等、貿易及びこれに準ずる取引に関する資金の受入れ、拂出しは、特別会計の歳入歳出に計上されてはいなかつたのであります。
○油井賢太郎君 今のお話によりますと大変心強い話になるのですが、この提案理由では輸出物資の買入に要する資金というものが、民間貿易の発展によつてますます膨れ、而もますます民間貿易の大半はBSコントラクトによつて、貿易資金特別会計でなくてやつて行かれるものが相当あると思うのですが、その振合いはどの程度になつているのですか。
それからこの借入金の利子の支拂いの状況でございますが、これは期限が来たときに一括して拂いまするので、今回借入れました分は、大体一年というふうになつているのが普通のようでありまして、そのときに支拂うのでありまして、從つて貿易資金としては追加予算がいらない。こういうふうに考えております。
從つて貿易資金特別会計法のこの度の法案には、我々は反対するのであります。それは少いのじやない。今のやり方で多くやられればやらるるほど國民は細つて行かなければならない。そんな貿易だから反対する。我々は貿易が本当に繁栄するならば大賛成、そういう見地で反対いたします。
その影響といたしましては、御承知のように終戰以來、ずつと入超を続けておりますので、ほんとうならば同じレートで換算することができまするならば、貿易資金で余裕が出るはずでありますけれども、輸入に対しましては、現在のところ平均百三十というようなレートになつておるものでありますから、從つて貿易資金に余裕が出ないという影響になつておりますと同時に、この百三十というレートできめますために、運入食糧その他に対して
○堀江委員 その問題について資料をあとから出すということでありますが、この大体の見込みが立つて、それによつて貿易資金特別会計の今回の改正に関連する問題がありますので、わかりますならば全部の品でなくてもいい、重要な品物だけでもできればきよう御答弁を願いたいと思うのであります。
これについて私は先ほど質問した問題と関連があるのであつて、数量は少くしか賣つておらぬにかかわらず、六割くらいの利益をとつて貿易資金特殊会計に入れておるという事実、この事実を考えてみましたならば、一般の食糧品を高く賣つて、そうして貿易資金会計にその利益を入れるということについて、輸入税を免除する必要があるかどうかということを関連してさつきから質問したわけですが、私の質問の意に合うような答弁を得なかつたわけであります
○笹口委員 ただいま長官の御答弁がありましたが、今までそういうものがどの程度あつたか、また金額としてはどの程度のものになつておるか、またこれを民間へ放出をいたしました場合にその賣上金といいますか、これがどのくらいの金額があつて貿易資金改定のどこにはいつておるか。この点は後ほどで結構でありますから資料として御提出を願いたいと思います。
、今般保証スタンプ手形制度を設けて、將來優秀なる貿易品を製造し得るものと認められました中小企業者に対し、資金獲得の途を新たに開いたことはまことに喜ばしいことであるが、この制度による融資限度はいかなる範囲まで考えておるか、また純然たる輸出向きと確定されておる輸出品製造業者に対しては、その原料買付と同時に特に融資の途を講ずる意思があるかどうかとの質問に対しましては、政府は、從來スタンプ手形制度によつて貿易資金